GEMFOREXは2023年5月31日よりサービスを休止し、2023年6月30日にポジションが全決済されております。
現在、新規口座開設ならびに新規注文はできませんのでくれぐれもご注意ください。
またGEMFOREXに関する最新の情報はGEMFOREX公式サイト(現:Galaxy DAO)をご覧ください。
GEMFOREX(ゲムフォレックス)は日本人に根強い人気のある海外FX業者です。
一方、信頼性の面では日本の金融庁から警告を受けていることもあり不安視している方も多いのではないでしょうか。
そんな中2021年8月に入りGEMFOREXは本拠地をニュージーランドからモーリシャス共和国に移したタイミングでモーリシャスの金融ライセンスを取得しました。
当社は、モーリシャス金融ライセンス(GB21026537)を取得し、英語圏、日本、中国本土、香港、台湾、韓国を中心にサービス展開をしております。お客様の全サポートは、ベトナムホーチミンにあるサポートセンターから行わせて頂いております。
引用:オフィスのご案内|GEMFOREX
結論から申し上げると、モーリシャスの金融ライセンスを取得するまえに比べ現在のGEMFOREXは安全性や信頼性が格段に上昇しています。
今回はGEMFOREXが新たに取得したモーリシャスの金融ライセンスがどういったライセンスなのか、そして取得したことでトレーダーにどんな影響を及ぼすのかについて解説していきます。
そして現在、安全性・信頼性が高まり、ますます人気上昇中のGEMFOREXに口座開設すると、新規口座開設ボーナスがもらえます。
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GEMFOREXが2021年にモーリシャス金融ライセンスを取得
冒頭でもお伝えしたとおり、GEMFOREXは2021年8月にモーリシャス共和国に法人を設立し、現地の金融ライセンスを取得しています。しかしライセンス取得によって安全性や信頼性が実際に高まっているのか、わかりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そもそも金融ライセンスの取得が海外FX業者にとってどのような意味を持つのか、金融ライセンスについての概要や現状について説明していきます。
金融ライセンスは信頼を図るのに有効
金融ライセンスとは、それぞれの地域で金融関係の事業を行うために必要な許可のことを言います。金融ライセンスを取得するためには以下のような項目について担当機関の審査が行われ、一定の水準をクリアしている場合に発行されます。
ライセンス取得時の審査内容
- 入出金
- 取引環境
- 資産管理
- 経営状態
- 個人情報の取り扱い
一般的にライセンス発行後は定期的な報告や監査が義務付けられるため、取引業者として一定の信頼が置くことができるでしょう。
ただし金融ライセンスは発行機関によって規制や管理体制、審査基準が大きく異なるため、どの業者も同じ水準で安全性が確保されていると考えないほうが良いです。
免許制のような厳しい審査を通過しなければいけないケースもあれば、必要事項を申告すれば登録ができる難易度の低いライセンスもあります。
代表的な金融ライセンス
金融ライセンスの権威性は審査の難易度に比例します。世界中のFX業者が登録している代表的な金融ライセンスにはどのようなものがあるのでしょうか。世界で最も審査基準が厳しいと言われているのがイギリスのFCA(Financial Conduct Authority)が発行するライセンスです。
FCAは外部機関による監査や資本金、トレーダーの資産管理など様々な条件を満たす必要があり、ライセンス更新時にも一定の報告が必要とされています。
さらに顧客資産取り扱い規定(CASS)やFSCS(金融サービス補償機構)への加入義務があることで、万が一FX業者が破綻した場合でも投資資金が返還される仕組みになっています。
顧客の資産と事業資金を別々に管理する「分別管理」を強調している業者は多いですが、実際に破綻した場合に確実に資金が返される補償はありません。その点、保険加入していれば返済原資は担保されるため安心できるでしょう。
またキプロスのCySEC(The Cyprus Securities and Exchange Commission)も難関ライセンスとして有名です。
CySECではギリシャショックをきっかけに、金融市場の安定化を目指して規制を強化する傾向を強めているため、レバレッジの制限やゼロカットシステムの導入、出金処理のルールなどを細かく定めています。
またFCAと同様にICF(Investor Compensation Fund) という補償基金への加入が義務付けられているためと万が一の破綻時、投資家の資金が返還されるようになっています。
GEMFOREXの取得ライセンス一覧
現状GEMFOREXではモーリシャス金融ライセンスのみ取得しています。
2021年8月にモーリシャス金融ライセンスを取得する前まではGEMFOREXは公式サイト上でニュージランドの金融ライセンスを取得していると謳ってました。
しかしニュージーランドにはNZFSPR (Financial Service Providers Register)とFMA(Financial Markets Authority-New Zealand)の2種類のライセンスがあり、GEMFOREXが取得したのはNZFSPRです。
NZFSPRは金融機関の監督組織ではなく、あくまで金融サービス提供者の名簿を登録する機関です。
政府公認の事業所ではあるものの発行難易度は低いため、ライセンス取得によって安全性が担保された、とは言い難いでしょう。
GEMFOREXが取得したモーリシャスライセンスの概要
GEMFOREXが取得したモーリシャス金融ライセンス(FSC)はどのようなものなのか、説明します。
モーリシャス金融ライセンスとは
詳細 | |
---|---|
正式名称 | Financial Services Commission, Mauritius |
設立 | 2016年 |
住所 | FSC House 54 Cybercity, モーリシャス |
モーリシャス金融ライセンスの安全性・信頼性
様々なライセンスがある中で、モーリシャス金融ライセンスの安全性は高いのでしょうか。
結論としては、以前に取得したNZFSPRと比べて安全性が高いものだといえそうです。
FSCは、証券監督者国際機構(IOSCO)のメンバーです。FSCは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)ユーロネクストと共同で開催されたサミットで、2010年9月にアフリカ投資家から「最も革新的な資本市場規制当局賞」を受賞しました。この賞は、モーリシャスでの金融サービスの開発と規制へのビジネスフレンドリーなアプローチの採用を促進するためにFSCが講じた措置を表彰するものです。
引用:証券|FSC
モーリシャスの金融システムの健全性と安全性を確保する目的で2001年に設立された、モーリシャス金融サービス委員会(FSC)がライセンスを発行しています。
公式サイトでも、モーリシャスの金融サービス法に基づき金融事業者を規制・監視すると記載があるため、単なる登録組織ではなく実質的な管理や規制も行う機関だとわかるでしょう。
以下のように、ライセンス取得のための資本金や事業計画書の提出などの項目も予め明確化されているため、ライセンス取得には一定のハードルがあると予想されます。
また公式サイトでは、実際にGEMFOREXがFSCにライセンスを承認されていることわかります。
2021年10月にタイタンエフエックス(Titan FX)も同じモーリシャス金融ライセンスを取得していることも安全性が高いと考えられる理由の一つです。
TitanFXはアフリカ・アジアへ本格進出しより魅力的なサービスを提供するために取得したと説明しており、積極的な取引サービス拡大や紛争解決機関へ加盟するなど信頼性・安全性の強化に取り組んでいる取引業者です。
GEMFOREXがモーリシャスライセンスを取得したことの影響
ライセンスの取得はGEMFOREXやユーザーに対してどのような影響を与えるのか、今後考えられる可能性について説明します。
トレーダーからの信頼度が高まる
日本での営業が違法でないとしても、資金管理方法が明確ではないことや万が一の破綻リスクなどを考えて、GEMFOREXでの取引に躊躇している人も根強くいるでしょう。
金融ライセンスの取得によって、安全性の高さが目に見える形でわかるようになるためトレーダーの信頼度が高まり、利用者の増加につながります。
GEMFOREXに定期的な内部監査が実施される
モーリシャス金融サービス委員会(FSC)の公式サイトには規制を守っているか確認をするために、ライセンス取得業者に対して定期的な立入検査を実施することが明示されています。
引用:GEMFOREX
- モーリシャスの証券について、公正、効率的、透明性、情報に基づいた市場を育成する。
- 証券取引所の運営および証券の清算および決済サービスおよび取引システムを提供する者の活動を監視および規制する。
- 金融犯罪や違法行為を抑制および防止します。
- 証券を発行する者による情報の開示を規制し、発行者を証券保有者および一般の人々に報告する。
- 国内および国際機関、法執行機関、監督機関、規制機関と協力し、協力します。
- モーリシャスの投資家を不公正、不適切、不正な慣行から保護することを強化します。
どの程度の検査かは現段階ではわかりかねますが、実際にライセンスを取り消されている業者もいるためライセンスの実効性を担保する仕組みがしっかり働いているといえるでしょう。
GEMFOREXは日本の金融ライセンスを取得する予定はない
GEMFOREXが日本の金融庁のライセンスを取る可能性があるかという点についてですが、結論としては今後も取得する予定はないといえます。
というのも日本の現行の規制の元では、GEMFOREXの特徴であるハイレバレッジの取引や豊富なボーナス提供などができなくなってしまうからです。
ライセンスをとるメリットとしては信頼性が高まるということですが、デメリットの方が大きいためおそらく日本のライセンスを取らないまま運営を続けていくでしょう。
GEMFOREX以外のFX業者のライセンス登録状況
GEMFOREXに限らずXM(XM)など、日本でサービスを展開している海外FX業者は無登録業者として日本の金融庁から警告を受けています。しかしこれらの海外業者を利用することは違法ではありません。
例えばXMではキプロスCySec・セーシェルFSA・ベリーズIFSC・豪ASICの4つのライセンスを保持しているため金融ライセンス自体はあり、一定の信頼性は担保されているといえるでしょう。
これは日本同様にイギリスなどEU圏ではレバレッジ規制が行われており、海外FX業者が売りにしているハイレバレッジの取引ができないためです。
ライセンスの知名度と業者としての安全性や信頼性は必ず比例するとは言えないでしょう。
GEMFOREXの金融ライセンスまとめ
モーリシャス金融ライセンスがGEMFOREXに及ぼす影響について、説明しました。
金融ライセンスには多様な種類があり、基準は発行元により大きく異なります。
以前に取得したニュージランドのライセンスNZFSPRは実効性が低く安全性については疑問符がついていましたが、モーリシャス金融ライセンスは審査に一定のハードルがあるため安全性が高いといえます。
GEMFOREXの強みが薄れてしまうため、日本の金融ライセンスは取らない可能性が高そうですが、今回のライセンス取得によりトレーダーの信頼度はより高まっていくでしょう。
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