海外FXのゼロカットとは？ゼロカットを利用した必勝法と追証のリスクを解説

この記事を見ているあなたは、「ゼロカットとはいったいどういったものなのか？」「追証が請求されないのはなぜ？」と疑問を抱いているのではないでしょうか。

海外FX業者にはゼロカットシステムと言われるトレーダーにとってメリットしかないサービスを提供しています。これは国内FX業者にはありません。国内FXでは法律で禁止されているため採用することができないからです。

そこで今回はゼロカットシステムと追証の意味や謎、さらにはゼロカットシステムを利用した必勝法を解説していきます。

海外FXはゼロカットしてくれる

FX取引をすると証拠金維持率が一定値を下回ると強制ロスカットを執行します。

強制ロスカットラインは海外FX業者によって異なり、一般的には国内FX業者では50～100％、海外FX業者では20～50％が多いと言われています。それでも急激な暴落・暴騰が起こると強制ロスカットが間に合わないことも…。

通常、強制ロスカットが間に合わず証拠金維持率を下回ると追証を請求されるのですが、そんなときに安心なのがゼロカットシステムです。

そもそも追証とはなにか

そもそも追証とは何かというと、追加証拠金のことです。FX取引で損失が生じて口座残高がマイナスになると、トレーダーはFX業者から損失の支払いを請求されます。

海外FX業者が追証を請求しない理由

ゼロカットは追証なしにマイナスになっていた口座残高をゼロにしてくれることです。よって追加で資金を入れる必要がありません。借金を背負うことがないのです。

では、なぜそういったことが可能なのか解説していきます。

ゼロカットの仕組み

ゼロカットが執行できる理由は、手数料という形で利益を得ているからです。

というのも海外FX業者はNDD（Non-Dealing Desk）という仕組みをとっているところが多いからです。FX業者とトレーダーが売買するのではありません。トレーダー同士が売買を行うのです。

その間FX業者は、売買を行う際のスプレッド（値と売値の差）で利益をとっています。つまりトレーダーに取引してもらうほど、海外FX業者は利益を得ることができるのです。

よって海外FX業者は、ゼロカットシステムを導入して長くトレーダーに取引してもらうことが大切なのです。たくさんのトレーダーに市場に参加してもらい、売買を行ってもらうことで業者の利益が上がっていきます。ゼロカットシステムは業者とトレーダーがWinWinの関係になれるのです。

ゼロカットは違法ではない

国内FXではFX業者がトレーダーの損失をカバーするゼロカットは法律で禁止されています。

金融商品取引法：証券取引法42条2-6
運用財産の運用として行つた取引により生じた権利者の損失の全部若しくは一部を補塡し、又は運用財産の運用として行つた取引により生じた権利者の利益に追加するため、当該権利者又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させること（事故による損失又は当該権利者と金融商品取引業者等との間で行われる有価証券の売買その他の取引に係る金銭の授受の用に供することを目的としてその受益権が取得され、若しくは保有されるものとして内閣府令で定める投資信託の元本に生じた損失の全部又は一部を補塡する場合を除く。）

引用：電子政府の総合窓口

2019年8月に平成28年7月頃から複数のトレーダーに対して損失合計6970万円を補填したことが発覚して、東郷証券が金融商品取引法違反の容疑で逮捕者を出しています。逮捕者がドラフト1位で巨人に入団した元プロ野球選手だったことからトレーダーの間ではこの事件は話題になっていました。

では日本人が国内から海外FXを行う時にゼロカットシステムがあるFX業者を利用することは違法性はないのでしょうか。

結論から申し上げると、海外FX業者がゼロカットするのは違法ではありません。海外FX業者は日本の金融庁に登録していないため、日本の法律は関係ないからです。

そのためゼロカットの禁止や最大レバレッジの上限などの決まりに縛られることなく運営ができているということになります。違法性はありませんが日本の金融庁とは無関係であるため、万が一の時に助けを求めることはできないということは覚えておきましょう。

ゼロカットがされない場合のトラブル対処法

海外FX業者は基本的に追証請求していませんが、なかにはなかなかゼロカットしてくれず口座残高がずっとマイナスになっているという声も聞かれます。

ゼロカットがされない場合はサポートへ連絡

実はゼロカットされるタイミングは海外FX業者で異なるため、場合によっては2日程度マイナス残高になってしまう可能性があります。

しばらく待って心配な場合はすぐ、サポートへ連絡しましょう。

追加入金はしないほうが良い

なかなかゼロカットされないときに注意していただきたいのが、追加入金です。海外FX業者によっては追加入金をした分がそのまま追証の補填となってしまうケースがあります。

心配な場合は口座残高がゼロになったことを確認してから入金手続きを行ってください。

海外FXのゼロカットを利用した必勝法

次にゼロカットシステムを利用した必勝法を解説していきます。

ゼロカットを利用した両建てをする

ゼロカットを利用した必勝法とはずばり、海外FX業者を2社利用して両建てをすることです。

両建てとは、買いポジションと売りポジションを同時にとることです。利益が乗るほうのポジションを伸ばして、損失の出るポジションをとることで利益を上げる方法です。

例えば、ThreeTraderでUSDJPYの買いポジションを1ロット取ります。同じタイミングでTitanFXで売りポジションを1ロット取ります。そうすると両建ての完成です。よって損失が出た方はゼロカットシステムが働きます。利益の出ているの方はそのままトレーダーの利益になります。

しかしこれには、いくつかの注意が必要です。

ゼロカットを活用した両建ての注意点

• 他業者との両建てを禁止していないか
• アービトラージを禁止していないか

海外FX業者の多くは他業者同士との両建てを禁止しています。というのもゼロカットを利用して2口座で少額資金で買いポジションと売りポジションをとった時、損失が出た方はゼロカットが発生しますが、もう一方は利益を大きく伸ばすことができてしまうからです。

ゼロカットの損失分を業者が補填していたら、業者は損でしかありません。よって多くの海外FX業者では両建てを禁止しているのです。

そのため両建てに制限をかけていない海外FX業者同士で両建てを行いましょう。

ゼロカットしてくれるおすすめの海外FX業者

ゼロカットを必ず執行してくれる人気の海外FX業者を4社ご紹介します。

ゼロカットに関するよくある質問

最後にゼロカットに関するよくある質問にお答えしていきます。

海外FXの追証なしゼロカットシステムまとめ

追証がない海外FX業者はたくさん存在します。その中でも大切なことは、急な資産変動においてもゼロカットシステムを遂行してトレーダーの資産をきちんと管理していてくれる業者です。

そのためには、両建てをしてよいのかゼロカットシステムがあるのか確認するようにしましょう。

ゼロカットシステムは追証なくマイナスになった口座残高をゼロにしていくれるものでした。これはトレーダーにとって大きなメリットです。海外FX業者を利用して取引を始める人は、ゼロカットシステムや両建てを利用してうまく立ち回りましょう。

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