- XMのゼロカットは必ず執行される
- XMで追証が発生したら入金に注意
- ゼロカット執行のタイミングに注目
XMTrading(エックスエム)での取引には、常にリスクが伴います。
これはXMだけに限ったことではなく、どこの海外FX業者で取引しても同じ事です。
FXは証拠金と呼ばれる資金を担保に取引する投資ですが、証拠金以上の取引が出来る「レバレッジ」を利用すれば、少ない資金でも大きな利益を狙う事が出来ます。
しかし、証拠金以上の損失を出すことで、その残高のマイナス分は補填しなければなりません。
今回はXMで証拠金以上の損失が発生した場合の「追証(おいしょう)」とそれに深く関係のある「ゼロカットシステム」について解説します。
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XMのゼロカットシステム概要
まずは追証の意味とXMで追証が発生するタイミング・条件について解説します。
XMの追証(おいしょう)とは
追証とは、証拠金以上の損失が出た場合に取引口座への追加入金を求められることで「追加保証金」の略語です。身近な言葉でいうと「借金」と同じ意味です。証拠金以上の負債が発生し、証拠金がマイナスになったらこの追証が発生します。
強制ロスカットが執行できずマイナスになったら追証が発生する
XMでは証拠金維持率50%でマージンコールが発生し、証拠金維持率20%で強制ロスカットとなります。
「強制ロスカットが発動すれば、証拠金以上のマイナスにはならないのでは?」と思うかもしれませんが、強制ロスカットは必ず20%以下になると執行されるわけではありません。
例えば、相場が急変動しすぎていて強制ロスカットが間に合わないケースがあります。 強制ロスカットが間に合わない場合、口座残高がマイナスになるため追証が発生するのです。
相場の急変動でもっとも起こる頻度が高いのが、窓開けトレードでしょう。週末の土日に大きな出来事が起こると、週明けの月曜日に大きな価格差が生じる場合があります。このようなとき、強制ロスカットが間に合わず追証が発生する可能性が高いです。
逆にいうと強制ロスカットが間に合わないような相場の急変動を避ければ追証の発生を防ぐことができるので経済指標発表などあらかじめ日時が分かっているときは、取引をやめればいいだけです。
しかし紛争や震災など突発的な出来事はあらかじめ予測が出来ません。そんなときに役立つのがXMで採用しているゼロカットシステムです。
XMは追証を支払わなくて良いゼロカットシステムがある
XMのゼロカットシステムとは、通常は証拠金維持率20%で発動する強制ロスカットがされず、証拠金がマイナスになってしまったとき(いわゆる追証が発生してしまったとき)に、追証をXMが負担してくれる救済システムのことを指します。
このゼロカットシステムは国内FX業者にはない仕組みで海外FX業者でのみ適用されます。(一部、ゼロカットシステムがない海外FX業者もあります)
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XMでゼロカットシステムが執行される条件
さきほど海外FX業者はゼロカットシステムが執行されるとお伝えしましたが、ゼロカットシステムが執行される条件やタイミングは海外FX業者によって異なります。
他のFX業者のゼロカットシステムのルールとも比較しながらXMのゼロカットシステムの執行ルールについて解説します。
XMはマイナス分をボーナスで補填して足りなかった場合に執行される(クッション機能)
XMでは口座残高がマイナスでも有効証拠金がプラスの場合、ゼロカットシステムは適用されません。つまり、XMでゼロカットの対象となるのは「有効証拠金がマイナスの口座のみ」という事になります。
例えば、A口座の口座残高が-5万円でも、ボーナスクレジットが5万円で含み益が10万円出ていれば、有効証拠金は10万円となり、この場合ゼロカットシステムは適用されません。
これはどこの海外FX業者でも同様のルールとなっています。もちろん複数口座を持っていたとしても、他の口座の口座残高がマイナスの口座に補填されることもありません。
XMでマイナス残高がリセットされるタイミングは3営業日以内
XMでゼロカットシステムが適用されるタイミングは、即時に適用される場合もあれば、数日かかる場合もあります。
基本的には、3営業日以内には適用されます。
マイナス口座への追加入金をしてもマイナス分に補填されない
ゼロカット前に入金すると、マイナス分に補填されるかもと思うかもしれませんがご安心ください。残高リセットは追加入金の前に行われるため、入金額をマイナス分に補填されることはありません。
追加入金した金額は、口座残高に全額反映されるのでゼロカットを早めてもらいたいときは積極的に行いましょう。もちろん、これはボーナスクレジットや含み益がないのはもちろん、ポジションを保有していない状態にのみ適用されます。
ゼロカットシステム執行に対するペナルティはない
ここまでゼロカットシステムの説明を聞いて
「トレーダーにとってメリットしかないではないか」
「なにか裏があるのでは?」
と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、ゼロカットシステムが執行されたからといって、なにかしらのペナルティが発生するというわけではありませんのでご安心ください。
またこのゼロカットシステムに適用回数の制限もなければ、わざわざ申請や設定をする必要もありません。XMの口座であれば、自動的に適用されます。
XMでは絶対に追証が発生しない
ゼロカットシステムがあるXMには追証がありません。追証分のマイナスはXMが負担してくれますので、安心して取引をすることが出来ます。
追証がないことの1番大きいメリットは「借金を負うことがない」ということです。そのためメンタルの負担も少なく、そのためトレード判断も冷静に行えます。
逆に追証がないデメリットは、リスクの高い取引を行ってしまいがちになる事です。ゼロカットシステムは、XMが投資家保護の目的で行っており、決して高リスクの取引を推奨しているわけではありません。ゼロカットシステムがあってもなくても、証拠金維持率を把握しながらリスク管理はしっかりと行いましょう。
あくまでゼロカットシステムは救済処置なので、一攫千金の無謀な取引を行うのではなく利益を積み重ねる取引を行ってください。
スイスフランショックでのXMの対応
XMのゼロカットシステムはXMの都合のいい時だけに適用されるのではなく、大きな損失を出した時でも、ゼロカットシステムを適用した実績があります。それが2014年に発生したスイスフランショックです。
このスイスフランで、マイナス残高を抱えたXMのトレーダーが多く出ましたが、 XMはゼロカットを適用してマイナス残高全てをゼロにリセットしたのです。
ところが国内FX業者にはゼロカットシステムがないため借金を抱えたトレーダーを多く出すいわゆる「追証祭り」という結果になってしまいました。
このような被害に合わないためにも、XMのようなゼロカットが必ず執行される海外FX業者を利用して万が一のリスクに備えておきましょう。
XMでゼロカットされない原因と解決法
XMは追証が発生すると絶対にゼロカットシステムが適用されますが、状況によっては適用されない場合があります。
ボーナスクレジットが残っている
XMでは、ボーナスが口座に残っていた場合ゼロカットが執行されません。
有効証拠金がマイナスになっていなければゼロカットは適用されず、クッション機能が作動し、マイナス分をボーナスで補填されるのでボーナス分で取引を続けましょう。
未決済のポジションを保有している
XMでは、未決済のポジションを保有している場合もゼロカットは執行されません。
口座残高がマイナスでも、未決済のポジションに含み益があれば有効証拠金はプラスになります。よってXMでゼロカットされない場合は、未決済分のポジションがないか確認しましょう。
ゼロカットを悪用した両建てをしている
XMでは、ゼロカットシステムを悪用した両建てや、ボーナスアービトラージをしていた場合、規約違反と認定されゼロカットが執行されません。
ゼロカットシステムを悪用した両建てとは、例えばA口座でドル円を1ロット買い、B口座でドル円を1ロット売った場合、ドル円の価格が下がり強制ロスカットされてしまうと、通常A口座のみ追証が発生します。しかしそこでブローカーがA口座の追証を補填すると、ブローカーの損失にしかなりません。
よってXMを含む多くの海外FX業者では、ゼロカットの利点を悪用した両建てを禁止しているのです。同一口座内での両建てで発生した追証にはゼロカットが適用されますが、他口座や他業者間での両建ては規約違反となりゼロカットが適用されませんのでご注意ください。
ゼロカット適用までに時間がかかっている
XMはゼロカット執行までに平均して数時間~3日間程度要します。
早くゼロカットを執行してほしい場合は、ゼロカット対象の口座に入金すれば入金額が反映されるタイミングでゼロカットが執行されます。
XMで追証を発生させない方法
ゼロカットがある海外FX業者を利用することは重要ですが、そもそも追証が発生する前に対応するに越したことはありません。
そもそも追証が発生するような資金管理に問題がありますので、強制ロスカットされやすい・ゼロカットされたことがあるという方はトレード方法を見直しましょう。
強制ロスカット前に追加入金する
そもそも証拠金不足になるのは、資金管理が出来ていないのが原因です。フラッシュクラッシュのような突発的な値動きでロスカットが間に合わなかったという場合は仕方ありませんが、 基本的に口座資金に対する取引量の割合(証拠金維持率)をコントロールしていれば追証は発生しません。
そのため追加入金出来るだけの余裕資金の用意も必要です。余裕をもった証拠金維持率をもちましょう。
両建てしておく
まだ今後も利益が伸びることを期待している場合に、一時的にポジションと逆のポジションを持つ事も有効な方法です。両建てしていれば、その間は利益と損失の相殺によって、証拠金は減ることはありません。
またその間に大きな値動きがあったとしても、そのリスク回避が出来ます。XMでは同一口座内でのみ両建てを認めているのでルールに従いつつ両建て手法を活用してリスク回避しましょう。
損切りルールを徹底する
追証が発生するまで含み損を持たずに、損切りルールを作りそれを徹底することも重要です。
多くのトレーダーは、含み損を抱えてもいつかは戻ることを期待して、その含み損を放置してしまいます。
しかし含み損が戻る保証などどこにもなく、戻らない場合にはさらに損失を膨らませるだけです。そのために一度損失を確定し、改めて次の取引に臨むのが賢明でしょう。
XMの追証・ゼロカットシステムに関するよくある質問
最後にXMの追証に関するよくある質問にお答えしていきます。
XMで追証は発生しますか。
XMで追証は発生しません。ゼロカットシステムが適用されるので損失がでてもご安心ください。
XMのゼロカットシステムはいつ執行されますか。
通常、数時間~3日ほどで追証が補填されます。
申請手続きは不要で、自動で反映されます。
XMで追証がゼロカットされません。なぜでしょうか。
XMで追証が発生してもゼロカットされない原因はいくつかあります。
XMでゼロカットされると複数口座の資金も全てなくなりますか?
いいえ、一つの口座でゼロカットされたからといって、別の口座の資金が補填に充てられてなくなることはありません。
XMでゼロカットシステムが適用される口座タイプを教えてください。
XMではスタンダード口座・マイクロ口座・ゼロ口座・KIWAMI極口座(極み口座)の全ての口座タイプでゼロカットシステムが適用されます。
XMのゼロカットシステムに回数制限はありますか?
いいえ、XMのゼロカットシステムに回数制限はなく何度でも適用されます。
XMでゼロカットされるとボーナスはどうなりますか?
XMでゼロカットされる際は、クッション機能といって、残高に加えてボーナスも損失の補填に充てられます。従ってその補填に充てられた上でボーナスが消失するか否かが決定します。
XMのゼロカットシステムのデメリットを教えてください。
XMのゼロカットシステムにデメリットは一切ありません。追証を負うリスクを無くしてくれるのでメリットしかありません。
XMの追証とゼロカットシステムについて|まとめ
FXは、一寸先は闇と言われています。リーマンショックもそうですが、このスイスフランショックも起きてからでは遅いのです。しかしいつ起こるかわかりませんし、長期投資でFXをしている以上は、このリスクからは逃れられません。
追証なしのゼロカットシステムがあるXMなら、最悪でも借金を背負う事はなくなるのです。入金分はなくなりますが、それはFXのリスクとして当然の事です。
XMを含めて、海外FX業者にはどうしても危険というイメージがありますが、実際には国内FX業者よりも安全なシステムを構築しているFX業者が多いのが事実です。「国内だから安心、海外だから危険」と言う考え方は、もうすでに一昔前の考え方です。
ぜひ追証のリスクをなくし、XMで安心安全なトレードを行いましょう。
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