GEMFOREXが信託保全をしてないワケが衝撃!顧客の資金管理は大丈夫?

最新情報

GEMFOREXは2023年5月31日よりサービスを休止し、2023年6月30日にポジションが全決済されております。

現在、新規口座開設ならびに新規注文はできませんのでくれぐれもご注意ください。

またGEMFOREXに関する最新の情報はGEMFOREX公式サイト(現:Galaxy DAO)をご覧ください。

この記事のポイント
  • 海外FXは信託保全する義務がない
  • 信託保全は海外FX業者にメリットがない
  • 信託保全重視なら別のFX業者にするべし

海外FX業者のなかでも人気を誇るGEMFOREX(ゲムフォレックス)はハイレバレッジの取引が可能な、日本人トレーダーにも人気な業者です。

これから口座開設を考えている人や、既にGEMFOREXで利益を出している方にとって「自身の資産がどのように管理されているのか」は気になるポイントではないでしょうか。

安全に資金を管理する方法として「信託保全」や「分別管理」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。現在GEMFOREXでは信託保全は行っておらず「分別管理のみ」を行っています。

そこで今回は、GEMFOREXの資産管理方法の実態と、信託保全をしていない理由について包み隠さずご紹介していきます。これからGEMFOREXを利用する方、すでに取引をしている方はぜひ最後まで読み進めてください。

GEMFOREXについて詳しく知りたい方はGEMFOREXの安全性の記事をご覧ください。

目次

GEMFOREX(ゲムフォレックス)は信託保全をしていない

GEMFOREXでは資産管理の方法として信託保全を採用していません。ではどのような方法で資産管理を行っているのでしょうか。

信託保全と分別管理の違いについて

信託保全分別管理
顧客の資産信託銀行が管理銀行が管理
会社の資産顧客の資産と別管理顧客の資産と別管理
第三者機関の監査ありなし
破綻時の資産補償ありなし
信託保全分別管理
顧客の資産信託銀行が管理銀行が管理
会社の資産顧客の資産と
別管理
顧客の資産と
別管理
第三者機関の
監査
ありなし
破綻時の
資産補償
ありなし

FX業者が顧客の資産を管理する方法には、大きく分けて「信託保全」と「分別管理」の2種類があります。

主な違いは顧客(トレーダー)の資金をどこの銀行が管理しているかです。信託保全をしているFX業者の場合、トレーダーから預かった資金を「信託銀行」に預けるパターンと、普通の「銀行」に預けるパターンに分かれます。

信託銀行とは、「銀行業務」のほかに「信託業務」と「併営業務」を行っている銀行のこと
普通の銀行では、預金や貸付などの銀行業務を行っているのに対し、信託銀行では、銀行業務に加えて信託業務と併営業務を行っています。(中略)
信託業務とは、信託銀行等の信託兼営金融機関や信託会社が、個人や企業などの法人が持つ財産を信託の設定により受託者に移転させて、その財産を管理・運用することを指します

引用:信託協会

また信託補償がある場合は、第三者機関によって顧客の資産管理の監査が行われるため、ブラックボックスになりません。

国内FXは信託保全が必須だが海外FXは取得する義務がない

日本のFX業者は必ず信託保全を採用しています。

というのも日本で金融業者としてのライセンス登録を行い運営している場合は、金融商品取引法に基づき信託保全が義務付けられているためです。

業者やカバー取引先の破たん時においても顧客から預かった証拠金が保全されるように、金融商品取引業等に関する内閣府令(以下、このページにおいて「金商業等府令」といいます。)が改正され、金融商品取引業者又は登録金融機関(以下「業者等」といいます。)がFX取引に係る証拠金の預託を受けた場合の区分管理方法が信託会社又は信託業務を営む金融機関(以下、このページにおいて「信託銀行等」といいます。)への金銭信託に一本化されました。

引用:金融先物業取引協会 区分管理方法の信託一本化

海外のFX業者については対応が分かれており、分別管理のみを行う業者や、分別管理をメインとしながらも一部信託保全を行っている業者などがあります。

分別管理は複数の会社で共同口座を作り、外部の会社が常に資金をチェックするという方法もあるため、一概にリスクが高い方法とはいえませんが、自社内で管理されている場合には、流用や横領が行われるリスクもあります。

2015年にはスイスフランショックにより大きな損失を被ったイギリスのアルパリ社が破綻した例もあるため、FX業者が破綻するリスクはゼロではありません。

GEMFOREXでは分別管理のみをしている

GEMFOREXで採用されているのは「分別管理」です。

公式HPにも以下のように記載があります。

分別保管はありますか?

お客様の運用資金と同額の資金を分別管理しております。

引用:GEMFOREX

GEMFOREXは分別管理をしているので、万が一破綻したときには顧客の資金が返還される保証がありません。

世界的に有名なプロボクサーのマニー・パッキャオ選手や元プロサッカー選手のデビットベッカム選手とスポンサー契約を結び資金力の高さをアピールしているGEMFOREXですが、なぜ信託保全をしていないのでしょうか。

GEMFOREXが信託保全をしていない理由

信託保全は分別管理と比べて安全性の高い方法です。

顧客からの信頼が高まるため、FX業者にとっても信託保全の導入はメリットが大きいと考えられます。しかし多くの海外FX業者で信託保全をしておらずGEMFOREXのそのひとつです。

なぜGEMFOREXでは信託保全をおこなっていないのか、理由について説明します。

契約に審査が必要でハードルが高い

信託保全を行う場合には、信託銀行と信託契約を結ばなければなりません。信託契約をする場合は審査が必要となります。

FX業者の場合、保全する資金額がかなり多くなるため、万が一破綻した場合の手続きが煩雑になることが予想されます。GEMFOREXのような人気のFX業者であればなおさらでしょう。

銀行も引き受けに慎重になり、厳しく審査が行われる可能性が高いです。審査に必要な書類や資金の準備などFX業者の負担も大きくなると考えられます。

FX業者にはコストがかかりメリットが少ない

信託契約を結ぶと口座の維持費や手数料が発生します。

信託契約にかかるコストが大きくなれば、採算上ハイレバレッジの取引やゼロカットシステムのようなトレーダーに人気のサービスが提供できなくなる可能性もあるでしょう。

もちろん信託保全を行うことで顧客からの信頼が高まるというメリットはあります。

しかし、FX業者を選ぶ際に一般のトレーダーが資産管理方法を重視しているとはいえないため、デメリットの方が大きいと判断するFX業者は多いでしょう。

決してGEMFOREXが、信託保全の審査に通らないからというのではなく時間もお金も労力もかかる信託保全をするよりは、その分トレーダーにとってよりよい取引環境に力を入れた方がいいと考えて現在は分別管理しているのです。

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GEMFOREXの資金管理は大丈夫なのか

顧客の資産を保護する方法として、GEMFOREXでは分別管理しか行っていません。しかし現状では取引に大きく影響する心配は少ないでしょう。

資金面に関しては現状問題なし

GEMFOREXは2021年8月にモーリシャス共和国の金融ライセンスを取得しています。

一般的に金融ライセンスを取得するためには厳しい審査をクリアする必要があり、ライセンス取得後も監督機関による定期的な監査が行われます。また分別管理が義務付けられていることも多いです。

GEMFOREXは現在運営状況が安定しており、顧客の資産も安全に管理されていると判断されたため金融ライセンスを取得ししたことが読み取れます。また出金ができないといった評判もないため、現状資金面に問題もありません。

これらを踏まえると現在のGEMFOREXでは破綻してトレーダーの資金が返ってこないという心配はないでしょう。

ほかの海外FX業者もほとんど信託保全なし

信託保全分別管理
GEMFOREX
XMTrading
FXGT
HFMARKETS
TitanFX
FBS
AXIORY

GEMFOREX以外の海外FX業者に目を向けてみると、信託保全を行っている業者の方が少ないため、資金管理についてはさほど心配しなくてもよいかもしれません。

当社は、お客様が安心してトレードライフをお送り頂く為、お客様の運用資金と同額の資金を分別保管し、万が一の備えとして、大切に守る事を約束しております。

引用*よくあるご質問|GEMFOREX

もちろん破綻することが無いに越したことはないのですがもし債務不履行などがあれば何かしらの補償があるのかもしれません。

GEMFOREXが信託保全をしていない理由まとめ

GEMFOREXのおける顧客資産の管理方法について説明しました。

GEMFOREXでは信託保全を導入しておらず、分別管理で顧客の資産を保護しています。

信託保全を実施する場合、信託銀行の契約審査に通過するための準備やコストが発生するため、現状では導入するメリットは少ないと判断している可能性が高いです。

金融ライセンスを取得していることや、信託保全を行う業者が少数派であることを踏まえると、資金管理について過度に心配する必要はないといえます。

とくにGEMFOREXのような多くのユーザーを抱えるFX業者は影響力も大きいため、資産の流出や出金拒否が相次ぐといった事態は考えにくいでしょう。

しかし、分別管理は万が一の破綻時に資産が完全に補償される方法ではなく、一定のリスクが伴うことは理解しておくべきです。資金を使える分だけ入金するのではなくある程度余裕を残した資金管理を心得ましょう。

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この記事を書いた人

FXコンペア管理人のアバター FXコンペア管理人 専業トレーダー

海外FX専業トレーダー|月間最高利益3,000万円

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