- ストップレベルとは最低限離す値幅
- ストップレベルはない方がいい
- ストップレベルゼロの業者を紹介
ストップレベルはスプレッドや取引手数料のようにダイレクトに損失を被るものではありませんが、トレーダーにとっては無いに越したことはないものです。
今回は海外FX業者の選ぶ際にチェックしておきたい「ストップレベル」について解説します。いままでストップレベルがいまいち理解できていないという方は必見です。
海外FXのストップレベルとは
ストップレベルとは、指値・逆指値注文、もしくはストップロス/テイクプロフィットといった予約注文を入れる時に、現在値から予約できる価格までの値幅(pips)のことです。
つまり「現在値からどれだけ離れた価格に注文しなければいけないか」を表す指標であり、ストップレベルは狭い方がトレーダーにとって有利な取引をすることができます。
例えば、ストップレベルが20ポイントの場合、現在値から2.0pips離れた価格でなければ指値/逆指値などの予約注文を入れることができません。
「2.0pipsくらい、取引に影響しないのでは?」
このように思う人もいるかもしれません。実際、デイトレードやスウィングトレードをする人にとっては、ストップレベルの数pipsを気にする必要はまったくありません。ただし、短時間で小さな値幅を売買するスキャルピング取引の場合、数pipsの差がトータルの収益に大きく影響します。
もし、1ドル100円を1ロットを取引するときの損益は1pips変わるだけで1,000円も変動するのです。このようにスキャルピング取引では、ストップレベルが広いほど取引パフォーマンスに与える影響も大きくなるため、スキャルパーにとっては深刻な問題になるのです。
主要な海外FX業者のストップレベルを比較
人気の海外FX業者のストップレベルを比較してみました▼
海外FX業者 | USD/JPY | EUR/JPY | GBP/JPY | EUR/USD |
XMTrading | 0.0 pips | 0.0 pips | 0.0 pips | 0.0 pips |
TitanFX | 0.0 pips | 0.0 pips | 0.0 pips | 0.0 pips |
AXIORY | 0.0 pips | 0.0 pips | 0.0 pips | 0.0 pips |
BigBoss | 1.0 pips | 1.0 pips | 1.0 pips | 1.0 pips |
HFMARKETS | 3.0 pips | 5.0 pips | 3.0 pips | 3.0 pips |
表をみるとわかる通り、XM・TitanFX・AXIORYではストップレベルが全通貨ペアで0.0pipsに設定されています。ストップレベルの有無は、海外FX業者を選ぶ際にチェックしておきたい1つの仕様です。
ちなみにXMは2021年までストップレベルを設けていました。昨今、海外FXではストップレベルを撤廃する動きもじわじわ増えているので、今後もストップレベルゼロの業者がでることに期待したいところです。
MT4・MT5でストップレベルを確認する方法
ここまでストップレベルについて解説していきましたが、自分の口座はストップレベルがあるのか気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでストップレベルの確認方法を画像を用いて解説していきます。
スマホアプリでストップレベルを確認する方法・手順
スマートフォンでドル円(USDJPY)のストップレベルを確認する手順をご紹介します▼
スマホのMT4アプリを開くトップページ各通貨ペアの気配値が表示されるため、ストップレベルを確認したい通貨ペアを選びます。「USDJPY」をタップします。
メニューにある「詳細」をタップすると「ストップレベル」が記載された詳細情報が表示されます。この数字がストップレベルとなります。
PCでストップレベルを確認する方法・手順
パソコンでドル円(USDJPY)のストップレベルを確認する手順をご紹介します。
海外FXのストップレベルのまとめ
ストップレベルは、指値/逆指値注文、もしくはストップロス/テイクプロフィットなどの予約注文時に注意しなければならない取引ルールです。
とくにスキャルピング取引においては、ストップレベルが取引パフォーマンスに与える影響は無視できません。ただし、成行注文のみを利用した裁量トレードの場合は、ストップレベルが取引に影響することはないため気にする必要はないでしょう。
現在では、ストップレベルが全通貨0.0pipsに設定された海外FX業者も増えてきています。ストップレベルがあることにより、ダイレクトに損失を被ることはありませんが、トレーダーにとって無いに越したことはないものです。海外FX業者を選ぶ際は、ストップレベルの有無もチェックしおくと良いでしょう。