FXにはNDD方式とDD方式という2つの取引方法が存在します。
初心者の方が勘違いしやすいことなのですが、これらは指値注文や逆指値注文などの、注文方法とは全く異なるものです。
本記事では、NDD方式とDD方式の違いを分かりやすく解説した後に「結局NDD方式とDD方式のどちらが良いの?」という疑問を解決すべく、それぞれのメリット・デメリットを完全解説します!
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NDD方式・DD方式とは
それでは早速、海外FXのNDD方式とDD方式の違いについて解説をします。
それぞれを順に見ていきましょう!
NDD方式とは
NDDとは「No Dealing Desk」の略で、投資家からの注文を直接インターバンク市場へ流して取引を行う方式のことです。
引用:SMBC日興証券
NDD方式のトレーダーの注文の流れは以下の通りになります。
NDD方式は、トレーダーが出した注文が海外FX業者を介することなく、直接インターバンク市場で約定されます。
注文が海外FX業者を介することがないので、取引の際に発生する「スプレッド」が海外FX業者の利益になります。
また、NDD方式の特徴としては、約定が早く取引の透明性が高いなどといった特徴があります。
DD方式とは
DDとは「Dealing Desk」の略で、相対取引、つまり投資家とFX取扱業者が1対1で取引を行う方式のことです。「OTC取引」「MM(マーケットメーク)方式」とも呼ばれています。
引用:SMBC日興証券
DD方式のトレーダーの注文の流れは以下の通りになります。
DD方式は、トレーダーが出した注文が海外FX業者を介した後にインターバンク市場で約定されるか、トレーダーと海外FX業者の間で完結します。
DD方式では、トレーダーの注文をインターバンク市場に直接流さず、業者のディーラーが反対注文を取ったり、他のトレーダーの反対注文と相殺させる「呑み行為」をして注文を処理しています。
例えば、ドル円(USDJPY)が1ドル=150円の時に、買い注文を出したとします。
価格の変動と行動 | 業者側の損失 |
---|---|
150円→151円になったら利確 | 1円分の損失 |
150円→149円になったら損切り | 1円分の利益 |
つまり、業者のディーラーは顧客注文を一旦引き受けることによって、業者側の利益を大きくすることができるということですね!
NDD方式とDD方式のメリット・デメリット
NDD方式にもDD方式にも、それぞれのメリット・デメリットが存在します。
故に、それらのメリット・デメリットを理解した上で、利用する海外FX業者を選択する必要があります。
それぞれを順に見ていきましょう!
NDD方式のメリット
- 取引の透明性が高い
- 注文価格と約定価格の差がない
- 注文の約定スピードが早い
NDD方式は、海外FX業者を介さずにインターバンク市場に直接注文を流すため、注文の約定スピードが早く、注文価格と約定価格の差が小さくなります。
特に、注文価格と約定価格の差が小さいという点は大きなメリットです。
例えば、ドル円が150.120の時に買いの注文を入れたのにも関わらず、150.150円で約定されていたら、もはやそれは大きなスプレッドを請求されていることと同意ですよね。
スキャルピングトレードをしている人であれば、1pipsレベルのミクロな単位が損益に大きな影響を与えます。
また、自分が出した注文が第三者を介入して約定されるわけではないので、業者の不都合によってリクオートさたり、スリッページが発生する可能性が低いので、安心してトレードをすることができます。
NDD方式のデメリット
・スプレッドが広い
NDD方式のデメリットはたった1つです。
それは、DD方式と比較するとスプレッドが広くなりがちだということです。
DD方式は顧客の損失がそのまま利益になりますが、NDD方式の場合は顧客の損益は全く関係なく、スプレッドで利益を得るしか有りません。
とはいえ、海外FX業者の中にはXMTradingの「KIWAMI極口座」のように、NDD方式を採用しつつも低スプレッドかつ取引手数料無料を実現している口座タイプが存在します。
機能面だけではなく、安全性も考慮するとNDD方式の方が優れているように思えますね。
DD方式のメリット
・スプレッドが狭い
DD方式のメリットは1つです。
それは、NDD方式と比較するとスプレッドが狭いということです。
スプレッドが狭いという点は非常に魅力的ではありますが、正直なところ、DD方式のデメリットを補うほどの大きなメリットではありません。
スキャルピングトレードのように1日に何十回もの取引を行う人であれば、DD方式の方が取引コストを低く抑えることができる可能性が高いですが、必ずしもそうとは限りません。
その原因を作り出しているのがDD方式のデメリットです。それではDD方式のデメリットを見ていきましょう。
DD方式のデメリット
- 取引の透明性が低い
- リクオートが発生しやすい
- スリッページが発生しやすい
顧客が出した注文をディーラーが呑む場合、主に別の顧客の注文と相殺させたいという時にリクオート(約低拒否)が発生します。
例えば、150.110円の買い注文を呑み、別の顧客の注文と相殺させたい場合に、別の顧客の注文が150.115円での売り注文であれば、その150.110円の買い注文を拒否して「150.115円」の価格を提示して約定させるということです。
また、ディーラーが注文を呑まずにインターバンク市場に流したとしても、為替レートは常に動き続けるわけですから、約定価格と注文価格の差が生まれる「スリッページ」が発生します。
従って、これらのNDD方式とDD方式のメリット・デメリットを考慮すると、筆者はNDD方式を採用している海外FX業者をおすすめします!
NDD方式の海外FX業者一覧
NDD方式を採用している海外FX業者の一覧を踏まえ、筆者が最もおすすめする海外FX業者をご紹介します!
それぞれを順に見ていきましょう!
NDD方式の海外FX業者
海外FX業者 | 日本語名 |
---|---|
XMTrading | エックスエムトレーディング |
FXGT | エフエックスジーティー |
BigBoss | ビッグボス |
HFMARKETS | エイチエフマーケッツ |
AXIORY | アキシオリー |
TitanFX | タイタンエフエックス |
Tradeview | トレードビュー |
LAND-FX | ランドエフエックス |
FBS | エフビーエス |
NDD方式を採用している主な海外FX業者は以上の通りです。
日本人の間で非常に人気が高い、XMTradingやFXGTは安心安全のNDD方式を採用しているようです。
もちろん、それ以外の海外FX業者も日本において人気が低いだけであって、非常に大きな規模で運営されている企業です。
断言はできませんが、トレーダー間で信用を得ながらも企業規模を拡大させている海外FX業者は、NDD方式を採用している可能性が高いですね。
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NDD方式で最もおすすめの海外FX業者
NDD方式を採用している上に、取得難易度が高い金融ライセンスを複数所持していて、安全性・信頼性が高い「XMTrading」で口座開設をすることをおすすめします!
それだけではなく、XMは豊富な取引銘柄・ハイスペックな口座タイプ・豪華なボーナスキャンペーンなどといった特徴も兼ね備えています。
国内FX業者ではなく、海外FX業者を使うことはやはり、少しばかり勇気が必要な選択です。
その点、XMは出金拒否や詐欺行為の事例や噂が一切なく、非常に透明性が高く信用できる海外FX業者です。
その他のXMに関する評判・口コミに関して詳しく知りたいという方はこちらの記事を併せてご覧下さい!
NDD方式とDD方式に関するよくある質問
NDD方式とDD方式に関するよくある質問とその回答をまとめました!
NDD方式とは何ですか?
NDD方式とは、顧客の注文を直接インターバンク市場に流し、約定する取引方法のことです。
DD方式とは何ですか?
DD方式とは、顧客の注文を業者側で処理をする「呑み行為」によって約定をする取引方法のことです。
NDD方式のメリットは何ですか?
NDD方式のメリットは、取引の透明性が高い・約低速度が速い・注文価格と約定価格の差が小さいという点です。
NDD方式のデメリットは何ですか?
NDD方式のデメリットは、スプレッドが広くなりがちという点です。
DD方式のメリットは何ですか?
DD方式のメリットは、スプレッドが狭いという点です。
DD方式のデメリットは何ですか?
DD方式のデメリットは、リクオートとスリッページが発生しやすい・取引の透明性が低いという点です。
NDD方式とDD方式はどちらがおすすめですか?
NDD方式の方が安全性が高いので、DD方式よりNDD方式を採用している海外FX業者をおすすめします。
NDD方式とDD方式に関するまとめ
本記事では、NDD方式とDD方式の違いを踏まえた上で、それぞれのメリット・デメリットを徹底解説してきました。
ほとんどの国内FX業者はDD方式を採用しているのに対して、海外FX業者はNDD方式を採用している場合がほとんどです。
口座開設をする海外FX業者を選ぶ時は「NDD方式を採用しているからここ!」というように、取引方法だけで選ぶのではなく、評判や口コミ記事を参考に安全性を十分に吟味した上で選ぶようにしましょう!
NDD方式を採用している上に、ユーザーの評判・口コミもよい海外FX業者である「XMTrading」は筆者激推しの海外FX業者なので、気になる方はこちらのボタンから公式ホームページを見てみてくださいね!
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