XMの金融ライセンスと安全性｜信託保全と分別管理のどっち？

海外FX業者の中で日本人トレーダーから圧倒的な人気を誇るXMTrading(エックスエム)。

実は、XMは日本の金融庁に未登録であり、2020年8月に金融庁から「無登録で金融商品取引業を行う者」として警告をされています。

従って本記事では、XMの安全性を確かめるためにXMが所有する金融ライセンスと、顧客資産の管理方法について徹底解説します！

XMがどのような海外FX業者かを知りたい方はこちらのXMTradingの評判・口コミをご覧ください。

XMの金融ライセンス

XM(エックスエム)は合計8つの運営会社と、8つの金融ライセンスを所有しています。

それぞれの地域や国の法律に則ってサービスを提供するために、複数の運営会社を経営しています。

XMの金融ライセンスの特徴と解説したあとに、XMの金融ライセンスを他の海外FX業者が所有している金融ライセンスと比較していきます！

XMの金融ライセンス一覧表

運営会社	金融ライセンス	登録番号
Tradexfin Limited	セーシャル金融庁(FSA)	SD010
Fintrade Limited	モーリシャス金融庁(FSC)	GB20025835
Trading Point Holdings Ltd	キプロス証券取引委員会(CySec)	120/10
Trading Point of Financial Instruments UK Ltd	英国金融行動監視機構(FCA)	705428
Trading Point of Financial Instruments Ltd	英国金融行動監視機構(FCA)	538324
Trading Point of Financial Instruments Pty Ltd	オーストラリア証券投資委員会(ASIC)	443670
XM Global Limited	ベリーズ国際金融サービス委員会(FSC)	000261/309
Trading Point MENA Limited	ドバイ金融サービス局(DFSA)	F003484

XMはグループ全体で、以上の８つの金融ライセンスを所有しています。

この中で日本人向けに取得した金融ライセンスは「セーシャル金融庁」と「モーリシャス金融庁」の２つです。

日本人向けに取得した２つの金融ライセンス自体は、取得難易度は高くありませんが、キプロス証券取引委員会と英国金融行動監視機構の金融ライセンスを取得するには、非常に厳しい審査を乗り越えなくてはなりません。

従ってこの時点でも、XMが所有している金融ライセンスは非常に信頼度・安全性が高いと言えます！

XMと他の海外FX業者との比較

XMと4つの海外FX業者が所有している、日本人向けに取得した金融ライセンスとその他のライセンスを比較してみました。

海外FX業者	金融ライセンス	グループ全体のライセンス
XM	セーシャル・モーリシャス	キプロス・イギリス
TitanFX	バヌアツ	未所持
AXIORY	ベリーズ	未所持
HFMARKETS	セントビンセント	キプロス・イギリス
LAND-FX	未所持	イギリス

正直なところ、海外FX業者が日本人向けに取得している全ての金融ライセンスは取得難易度が低いので、それだけでは安全性を評価することはできません。

従って、海外FX業者の安全性を評価するには、キプロスやイギリスなどの取得難易度が高い金融ライセンスを他のグループ会社で取得しているかを確認しましょう！

グループ全体で取得している金融ライセンスの取得難易度が低い場合は、口座開設をしないことをおすすめします。

その点では、XMは非常に安全性が高い海外FX業者ですね。

XMは日本の金融庁に未登録

XM(エックスエム)は日本の金融庁に登録していません。

XMは日本の金融庁の審査を乗り越えることができないのではなく、意図的に登録していない理由があります。

それぞれを順に解説します！

XMは金融庁から警告されている

XMは2020年8月に日本の金融庁から「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」という日本人に対して、注意喚起を促す対象となりました。

とはいえ、実はほとんどの海外FX業者がXMと同じように金融庁から警告を受けています。

金融庁が警告している違反行為の内容を見てみると「インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの」と記載があります。

つまり、日本人のユーザーに対して悪質な出金拒否や口座凍結をしたわけではなく、日本人向けに、日本語のXMの公式サイトを作成した事が違反行為に該当しているということです。

個人的に、特に悪質な行為をしたわけではないので、気にする必要は無いと思っています。

XMが金融庁に未登録である理由

XMは日本の金融庁に未登録である理由は以下の2つです。

日本の金融庁は規制が厳しいので、登録をしてしまうと日本人向けに最大レバレッジ1,000倍のハイレバレッジや、追証の心配がないゼロカットシステムという魅力を失ってしまいます。

この2点が海外FXのメリットなので、もしこの2つの機能がなくなってしまったら日本人トレーダーがXMを使う理由はありませんよね。

機能が同じであれば、スップレッドが狭い国内FX業者を選んだほうが良いです。

国内FXと海外FXのメリット・デメリットを比較した記事がありますので、気になる方はこちらの記事も併せてご覧ください！

XMは信託保全・分別管理のどっち？

海外FX業者は顧客から預かっている資産と、会社の利益や運転資金を管理する方法として、信託保全と分別管理という2種類管理方法があります。

XMに限らず、海外FX業者の安全性・信頼性を判断する重要な材料となるのでしっかり見ていきましょう！

信託保全・分別管理とは

資金管理方法	特徴	破産時の返金保証
信託保全	顧客資金を第三者の銀行に管理してもらう方法	無し
分別管理	自社の銀行口座で顧客資金と運転資金を分けて管理する方法	有り

信託保全は、第三者の銀行に顧客資金を管理してもらうのに対して、分別管理は自社の銀行口座で口座を分けて、自社で管理をするということです。

つまり、安全性・信頼性においては分別管理より信託保全の方が高いと言えます。

加えて、業者が破産した時に信託保全であれば全額返金されますが、分別管理は破産しても返金されない可能性があります。

分別管理にはそのようなリスクがあるということを理解しておきましょう。

XMは分別管理

XMでは、本社をはじめ各国の支社において「分別管理」をしており、顧客資金はイギリスのバークレイズ銀行で管理されています。

信用力の高い銀行で顧客資金を管理しているとはいえ、分別管理なので万が一XMが破産した場合は、返金されない可能性があります。

とはいえ、XMは年間に数十億から数百億の利益を出している巨大企業なので、破産する可能性は極めて低いと言えます。

XMに限らず海外FX業者を使うのは自己責任です。

XMの金融ライセンスと安全性に関するよくある質問

XMの金融ライセンスと安全性に関するよくある質問とその回答をまとめました。

XMの金融ライセンスと安全性に関するまとめ

XM(エックスエム)は、グループ全体で合計８種類もの金融ライセンスを所持しており、キプロス証券取引委員会や英国金融行動監視機構などといった非常に信頼性の高い金融ライセンスを所持しているということも分かりました。

XMは安全性・信頼性が非常に高い海外FX業者だと言えます。

また、XMのボーナスキャンペーンは業界トップクラスに豪華なことで有名です。

これを機会に、豪華なボーナスを貰って安心安全な状態でハイレバレッジトレードをしてみてはいかがでしょうか！