XMTrading(エックスエム)は日本で圧倒的な人気を誇る海外FX会社でといと「選択肢が多すぎてどの通貨ペアで取引すればいいかわからない」といった悩みを抱えている人も多いと思います。
そこでこの記事では、 通貨ペアの選び方について様々な観点から分析していきます。この記事を読んだあなたはこれからXMでどの通貨ペアを選べばいいか迷わなくなるでしょう。
XMTraidngの通貨ペアは57種類・CFDは72種類
XMの通貨ペアは57種類、CFD商品は仮想通貨CFDも合わせると計72種類あります。口座通貨は以下のとおりです。
- USD
- EUR
- GBP
- JPY
- CHF
- AUD
- HUF
- PLN
- RUB
- SGD
- ZAR
私たちにとってなじみが深い米ドル円やユーロ円だけでなく、普段名前を聞かない通貨ペアまで幅広く取り扱っています。
ただし、クロス円の組み合わせは少ないです。やはり海外の口座なのでドルストレートやユーロクロスの通貨ペアが多くなっています。
マイナー通貨はヨーロッパの通貨が多めなのも特徴となっています。
通貨の特徴と通貨ペアの選び方
通貨ペアの選び方に関して絶対的な正解はありません。なぜならあなたがどのような取引をするかによって変わってくるからです。
3つの観点から通貨ペアの選び方や通貨の特徴を解説していきます。
流通量が多い通貨で取引する
流通量が多い通貨は、多くの人が取引しているので急な値動きが起こりにくいです。そのためリスクを少なく取引したい人に向いています。
また通貨に関する情報も多く、テクニカル分析に沿って分析しやすいのも特徴です。
一般的に流通量が多い通貨といえばが以下の3つが挙げられます。
- 米ドル
- ユーロ
- 円
それぞれの通貨について特徴を説明します。
米ドル
米ドルは基軸通貨として世界中で使われている通貨です。
基軸通貨とは以下の3つの役割を持ちます。
- 国際的な貿易・資本取引の決済に使用される
- 各国通貨の価値の基準となる
- 各国の政府に外貨準備として保有される
戦後米ドルは金と交換できる唯一の通貨でした。
そのことが基軸通貨を支えるポイントでしたが、1971年に当時の大統領であったニクソン大統領が金とドルの交換を廃止しました。
しかし現在も基軸通貨の役割を米ドルに与えられている背景として、強大な経済力と軍事力に依る部分が大きいです。
そして、通貨別の売買高の世界シェアで50パーセントと圧倒的な流通量を誇っています。
まさに通貨の王様と言える存在でしょう。
ユーロ
ユーロは1999年に誕生した通貨で、EUの加盟国の多くで使用されている通貨となっています。
現在19カ国で使われている通貨で、米ドルに次ぐ世界祭2位の流通量を誇ります。
ユーロは他の通貨と比べて特殊な点が有り、EU加盟国全体の経済状況に影響を受けるということです。
例えばギリシャが財政破綻したり、ブレグジットの影響でユーロ安が進みました。
ユーロの特徴としては米ドルに異変が合った時に真っ先に買われすくなる通貨です。
円
日本で暮らしている私たちにとって最もなじみがある通貨です。
世界的な立場からみても、 米ドル、ユーロに次ぐ世界第3位の流通量を誇ります。
円は避難通貨「有事の円買い」として、世界規模の災害や紛争が起きた時に投資家たちが円を買うことにより円高が進むということがしばしばあります。
加えて日本は世界一の債権国で多くの国にお金を貸しています。
そういった背景から、円は世界でも信用のある通貨の1つとなっています。
値動きの激しい通貨で取引する
値動きが激しい通貨は利益を出しやすいですが、損失も大きく出す可能性があります。
リスクを追ってでも、FXで儲けたい人は値動きの激しい通貨で取引すると良いでしょう。
値動きの激しい通貨としてよく取り上げられるのが以下の通貨です。
- ポンド
- カナダドル
- 豪ドル
ポンド
ポンドは別名「殺人通貨」と言われるほど値動きが激しい通貨として有名です。
ポンドの値動きが激しい理由としてドルやユーロに比べると流通量が少なく、ヘッジファンドが投機的な通貨として扱われるからです。
1992年にはジョージソロスのヘッジファンドによって大量のポンドが売りを浴びせられて、ポンドが急落するポンド危機が起こってしまいます。
この事件があったせいで今でもイギリスはユーロを使っていません。
近年はイギリスのユーロ離脱を巡って、ポンドの価格が大きく動いています。
ポンドはユーロと似た動きをする傾向にあり、 トレンドも出やすいので大きな利益を出すには適した通貨です。
カナダドル
カナダドルは国土が広く石油や天然ガス、金属などエネルギー・鉱物資源が豊富であり、森林資源にも恵まれてます。
そのため資源通貨と呼ばれています。
カナダはアメリカと隣接しているので、米ドルの影響を強く受けます。
また金利が比較的高くなっているのも特徴です。
豪ドル
オーストラリアは鉄鉱石や石炭など豊富な資源を持っており、輸出の5割以上を鉱物資源が占めています。
豪ドルも資源通貨と呼ばれています。
経済的・政治的にも不安要素も比較的少なく、輸出取引も活発で天然資源にも恵まれています。
また、オーストラリアは中国を最大の貿易相手としていて、輸出全体の30%以上が中国向けとなっています。
そのため、豪ドルは原油・金・鉄鉱石などの商品価格や、中国の要因の影響を受けやすいという特徴があります。
高金利通貨で取引する
高金利通貨は政策金利を高くすることで、他の国の人に通貨を買ってもらおうとしている通貨です。
高金利通貨はこれから経済発展が見込まれる国が多いです。
反面突発的な値動きも多く、地政学的リスクも受けやすいのが特徴です。
スワップ金利を得たい人に向いている通貨だといえます。
金利の高い通貨といえば以下の4つが有名です。
- トルコリラ
- 南アフリカランド
- メキシコペソ
- ロシアルーブル
これら4つの通貨の特徴を見ていきます。
トルコリラ
トルコリラは高金利通貨の代名詞と言える通貨です。
政策金利は16,5パーセントと一時期の20パーセント超えの時期に比べると下がりましたが、依然高い金利を誇っています。
しかしトルコは近年金利の引き下げや高いインフレ率によりスワップ金利狙いの投資は厳しい状態になっています。
南アフリカランド
南アフリカはBRICSというこれから成長が期待されている国の1つです。
政策金利は6.5パーセントと高い水準で当分の間金利は下げないと政府は発表しています。
しかしながら国債の格付けがそこまで高くなく、主要な貿易相手国である中国の情勢が思わしくないなど、通貨の下落のリスクも抱えています。
メキシコペソ
メキシコペソはトルコリラや南アフリカランドに比べて値動きが激しくないので、より長期的な投資に向いている通貨です。
政策金利は7.5パーセントとなっています。
メキシコペソが有利な点として、アメリカの隣国のためアメリカの経済状況に影響を受けやすいことです。
現状アメリカは経済成長が続く見込みなので、メキシコペソの展望も比較的明るいです。
ロシアルーブル
ロシアもBRICSというこれから成長が期待されている国の1つです。政策金利は6.5パーセントとなっています。国土の広さは世界一で原油の産生量は世界第3位となっています。
ロシアルーブルは2014年まで管理相場制度で、なかなか政府が為替に介入していました。しかし、2014年から変動相場制度となっています。
ロシアの産業は石油に関係した事業が多いため、ロシアルーブルも石油の値段に影響を受けます。
稼ぎやすい通貨ペア3選
通貨に関して様々な事項を説明してきましたがそれらを踏まえてオススメの通貨ペアを3つ紹介します。
米ドル円
米ドル円は日本最も取引されている通貨ペアです。私たちにとってなじみやすくトレンドも追いやすい通貨ペアとなっています。
そのため、 デイトレードやスイングトレードなどの長期的な取引やスキャルピングといった短期的な取引のどちらでも適している通貨ペアとなっています。
ポンド円
ポンド円は値動きが非常に激しい通貨です。1日に3円以上動くことも珍しくありません。
そのためリスクも大きいですが、その分利益も出しやすい通貨ペアとなっています。値動きが激しいのでスキャルピングでも大きく利益を取りやすいです。
米ドルトルコリラ
米ドルトルコリラは高金利通貨ですが、最近は急に下落することが多いので買い注文でなく売り注文をいれて様子を見てみると面白いです。
スワップ金利の分マイナスが溜まっていく時期があるのですが、トルコリラが下落するとスワップ金利のマイナスが一気にプラスに変わる可能性があります。
トルコの政治の不安定さが残っているうちはオススメの方法です。
どの通貨ペアを選ぶかはあなた次第
XMの通貨ペアはたくさんありますが、どれを選ぶかはあなたがFXで何を求めるかで変わってきます。この記事をよんであなたにピッタリの通貨ペアを見つけてください。