GEMFOREXは2023年5月31日よりサービスを休止し、2023年6月30日にポジションが全決済されております。
現在、新規口座開設ならびに新規注文はできませんのでくれぐれもご注意ください。
またGEMFOREXに関する最新の情報はGEMFOREX公式サイト(現:Galaxy DAO)をご覧ください。
- GEMFOREXのロスカット水準
- GEMFOREXの証拠金維持率の計算方法
- GEMFOREXでロスカットを防ぐ方法
今回はGEMFOREX(ゲムフォレックス)の証拠金維持率の計算方法や強制ロスカットを防ぐ方法をご紹介します。
ロスカットとは全財産を失わないために強制的に行われるものでマージンコールとは大きな損失を知らせてくれるものです。
結論から申し上げると、GEMFOREXのロスカット水準は証拠金の20%に設定されており、マージンコールは証拠金の50%に設定されています。
証拠金とはFXではレバレッジがあれば実際に取引したい額を用意しなくても取引することができます。
例えばGEMFOREXでは1000倍のレバレッジをかけることができるので、1000万円の取引をしたい場合は1/1000つまり1万円を用意すれば取引することができるのです。
この時に用意する1万円の自己資金のことを「証拠金」と言います。
今回はそんなGEMFOREXの「ロスカットされるタイミングの計算方法」や「ロスカットを防ぐ方法」などを詳しく解説していきますので、ぜひご参照ください。
GEMFOREX(ゲムフォレックス)の強制ロスカットは証拠金維持率20%を下回ったとき
GEMFOREXは有効証拠金が必要証拠金の20%を下回ったときタイミングで、保有しているポジションが強制決済されます。
証拠金維持率 | |
---|---|
ロスカット水準 | 20% |
マージンコール | 50% |
証拠金維持率とは、必要証拠金に対する有効証拠金の割合のことを指します。
有効証拠金=自分が担保として預けたお金
必要証拠金=ポジションを持つのに必要なお金
例えば有効証拠金が10万円で必要証拠金が20%(証拠金維持率が20%)を下回った時点でロスカットされるとした場合、
100,000×20%=20,000円
必要証拠金が2万円を下回ると強制ロスカットされる計算になります。
ちなみにGEMFOREXのマージンコールは必要証拠金が50%を下回ったときなので、必要証拠金が5万円をしたまわると発動します。
GEMFOREXは追証なしゼロカットシステムがあるのでロスカットされても安心
GEMFOREXのロスカット水準は20%ですので、証拠金維持率が20%を下回ってしまうと強制ロスカットとなり決済されるとお伝えしました。
強制ロスカットされることで、必要以上の損失を防いでくれるから資金が全部溶けなくて安心と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそういうわけでもありません。
例えば過去にあったスイスフランショックや、リーマンショックなど一瞬で100pipsも変動するようなことが起きた場合は、ロスカットがうまく発動せず証拠金維持率がマイナスになってから強制決済され追証が発生したケースがあるのです。
しかしご安心ください。GEMFOREXではこういった事態を防ぐために追証なしゼロカットシステムを採用しています。
このゼロカットシステムがあれば万が一有効証拠金以上の追証(負債)が発生しても、GEMFOREXがこの追証を全額負担してくれるのです。
GEMFOREXは強制ロスカットされにくい
GEMFOREXは証拠金維持率20%を下回るとロスカットが発動仕組みになっているとお伝えしました。
しかし、証拠金維持率が80%を下回るとロスカットされるFX業者があったとしたらどうでしょう。10万円の有効証拠金で取引してたった2万円したまわっただけで強制決済されるのですから、値動きに左右されやすくすぐに負けてしまう海外FX業者といえます。
実はFX業者によっては証拠金維持率が100%を下回ると強制ロスカットが発動されるようなところもあるため、それらと比較すると、GEMFOREXは値動きに左右されにくい=勝ちやすい業者とも言えます。
人気の国内FX業者とロスカット水準を比較
主な国内FX業者のロスカット水準は以下の通りですので参考にしてください。
ロスカット水準 | |
---|---|
GEMFOREX | 20% |
DMM FX | 100% |
みんなのFX | 100% |
GMOクリック証券 | 50% |
楽天証券 | 50% |
みんなのFX | 50% |
SBI FXトレード | 50% |
比較するとGEMFOREXの20%がいかに低水準かが分かります。
レバレッジなどを同じ条件でトレードした場合はロスカット水準が低い程、ポジションをより長く保有することが可能です。
他の海外FX業者とロスカット水準を比較
GEMFOREX以外の海外FX業者のロスカット水準を確認しましょう。
ロスカット水準 | |
---|---|
GEMFOREX | 20% |
XMTrading | 20% |
FBS | 20% |
TitanFX | 20% |
HotForex | 20% |
AXIORY | 20% |
Tradeview | 100% |
国内FXと違い、海外FX業者の場合は軒並みロスカット水準を20%以下に設定しているところが多いです。
海外FXでは日本国内のFX業者と比較して1,000倍などの高いレバレッジを掛けてトレードできることが魅力ですので、エントリーした直後に強制ロスカットにならないようにロスカット水準を低くするという配慮がされています。
マージンコールから強制ロスカットになるまでの計算方法
GEMFOREXでトレードする際にマージンコールから強制ロスカットになるまでの計算方法をご紹介します。
先ほどGEMFOREXではこのマージンコールが50%とお伝えしました。
マージンコールを強制ロスカット前の損切りラインとしているトレーダーも多いため重要な指標です。
以下からは、より具体的な数字を用いてGEMFOREXのマージンコールとロスカット水準の証拠金の計算方法を説明します。
ドル円相場で1ロット分を買いエントリーしたとき
ここではドル円の通貨ペアで1ロット分の買い注文を行なった時を以下の設定を例に説明します。
- 証拠金:10万円
- ドル円相場:1ドル=100円
- ロット数:1ロット=10万通貨
- 注文:買い
- レバレッジ:1,000倍
まず証拠金維持率の計算方法ですが、以下の計算式で算出してください。
(有効証拠金÷必要証拠金)×100=証拠金維持率
有効証拠金は行なっている取引の、含み益と含み損を証拠金と合わせたものです。
上記の例でいきますと、必要証拠金は1万円と算出されます。
この場合は含み損が9万5,000円で有効証拠金が5,000円となり、マージンコールが通知される水準の証拠金維持率50%です。
(5,000円÷1万円)×100=50
さらに損失が広がり含み損が9万8,000円を超えてくると、有効証拠金が2,000円以下になりますので強制ロスカットが行われる水準の証拠金維持率20%以下です。
(2,000円÷1万円)×100=20
以上がGEMFOREXのマージンコールから強制ロスカットまでの計算方法です。
相場状況などによって常に変化するのが証拠金維持率なので、ポジションを保有している際は確認を怠らないようにしましょう。
GEMFOREXでロスカットを防ぐ方法4選
GEMFOREXでロスカットを防ぐ方法について説明します。
GEMFOREXにはゼロカットシステムがあるので万が一強制ロスカットされてしまっても追証を請求される心配はありません。
しかし、そうはいってもロスカットがないに越したことはないですよね。
ここからはロスカットされないために気を付けておきたいこと4つを挙げさせて頂きましたのでぜひ参考にしてください。
- ハイレバレッジでロスカットを防ぐ
- 低いレバレッジでロスカットを防ぐ
- 逆指値注文を入れておく
- 証拠金管理を徹底する
ロスカット水準が日本国内のFX業者と比較して低いGEMFOREXですが、より強制ロスカットを防げるようにこれからの説明を確認してください。
1. ハイレバレッジでロスカットを防ぐ
ロスカットはハイレバレッジになるほど防ぎやすいです。
前述の通り証拠金維持率を算出する際の必要証拠金はレバレッジが高くなるほど少額で、証拠金維持率を下げずにポジションを保有できます。
例えばドル円相場が1ドル=100円で10万通貨の取引を行う場合、レバレッジ1,000倍の必要証拠金とレバレッジ25倍の必要証拠金は以下の通りです。
- レバレッジ1,000倍の必要証拠金=1万円
- レバレッジ25倍の必要証拠金=40万円
この算出結果からハイレバレッジの方がロスカットを防ぎやすいと言えます。
2. 低いレバレッジでロスカットを防ぐ
エントリーするロット数を下げレバレッジを低くすることで、ロスカットのリスクを軽減することができます。
前述ではハイレバレッジでのロスカットの防ぎ方を説明しましたが、ここでは取引ロット数を抑え実際に掛かっているレバレッジを低くしてロスカットを防ぐ方法を説明します。
レバレッジには最大レバレッジと実効レバレッジの2つがあり、GEMFOREXの最大レバレッジは1,000倍です。
1ロット(10万通貨)を取引する場合は以下のような違いがあります。
- 最大レバレッジ1,000倍の場合の証拠金額=1万円
- 実効レバレッジ10倍の場合の証拠金額=100万円
証拠金維持率を保つためには証拠金が多い方が有利ですので、実効レバレッジが低い程ロスカットを防ぎやすいです。
3. 逆指値注文を入れておく
逆指値注文を入れておき、証拠金維持率が20%を下回る前に損切りすると強制ロスカットを防ぐことができます。
逆指値注文はエントリーと同時に損切りラインを設定する注文方法です。
例えば証拠金維持率が100%になるような損切りラインで逆指値注文を入れておけば、ロスカットまで損失を広げずに済みます。
ロスカットはあくまで最後の損切りラインですので、あらかじめ自身で逆指値注文を入れて損失を抑えましょう。
4. 証拠金管理を徹底する
当たりまえのことですが、証拠金管理を徹底することでロスカットを防ぐことができます。
前述の逆指値注文を入れておくことも証拠金管理と言えますが、証拠金管理を徹底し証拠金維持率が20%以下になる前に追加で証拠金を追加すればロスカットを防ぐことが可能です。
この方法は確実に強制ロスカットを防ぐことはできますが、追証と同じく損失額は増える一方ですので注意しましょう。
GEMFOREXの証拠金維持率とロスカットラインまとめ
本記事ではGEMFOREXの証拠金維持率の計算方法や強制ロスカットを防ぐ方法を説明しました。
内容をまとめると以下の通りです。
- GEMFOREXのロスカット水準は20%と日本国内のFX業者と比較して低い
- GEMFOREXはロスカット水準が低いのでポジションを長く保有できる可能性が高い
- GEMFOREXは最大レバレッジが1,000倍と高いので証拠金維持率を保ちやすい
- 実効レバレッジを低くすることでロスカットのリスクを下げれる
GEMFOREXはロスカット水準が低く最大レバレッジが高いので証拠金維持率が保ちやすく、強制ロスカットが防ぎやすい海外FX業者です。