XMは両建てを使えばめちゃくちゃ稼げる！メリットと注意点もまとめて解説

トレードの戦略として「両建て」をしたいと考えているトレーダーは多いのではないでしょうか。

XMTrading（エックスエム）では両建て取引を認めています。そして両建てすることで低リスクで稼ぐことも夢ではありません。

しかしながら、 XMではしてはいけない両建てもあるので注意が必要です。

このページでは、XMでの両建ての扱いについて詳しく解説します。

XMでしてはいけない両建て手法はXMで禁止の両建て手法4選をご覧ください。

XMで両建てを解除する方法（同時決済）を画像付きでみたい方はXMの両建て解除方法をご覧ください。

XMの両建てとは

まずはおさらいですが、両建てとは、1つの通貨ペアで売りと買いのポジションを同時に持つことを指します。

XMでドル円を両建てした場合のシミュレーション

具体的にXMでUSDJPY（米ドル/日本円）を両建てした場合を考えてみましょう。

「それぞれのポジションで損益を出し合ってお金は増えないのに、両建てってする意味あるの？」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は両建てにはさまざまなメリットがあるのです。

両建ての仕組みについてより詳しく知りたい方は海外FXの両建てとはをご参照ください。

XMで両建てをするメリット

一見すると効果がわかりにくい両建てですが、実はメリットもあります。

XMで両建てするメリット

両建ての上手な使い方の例を見てみましょう。

証拠金がほぼ0になる

XMで両建てするメリットの1つ目は両建てすると証拠金が0になるという点です。

XMでは買いと売りを同じロット数で両建てすると、それぞれのポジションを保有するための証拠金は0（ゼロ）になります。

この仕組はどこの海外FX業者も同じではありません。

海外FX業者によっては片方のポジション分の証拠金のみ必要になるケースや、どちらのポジションの証拠金も必要になるケースもあります。

XMでは両建てをしているポジションの証拠金は0なので、ポジションを持っていないのと同じ状態になるのです。

するとその分、証拠金に余裕ができるので証拠金不足による強制ロスカットを防いだり、効率よく資金を回すことが可能になります。

メンタル面が安定しやすくなる

両建てををすると片方のポジションで損失が出ていても、もう片方のポジションで利益が出ているため、損失が膨らんでもメンタル面が保たれやすく、平常心でトレード計画を立てやすくなります。

相場が大きく動いたときにどのような戦略を取れば良いのか時間をかけて判断することができるので、メンタル面に自信がない方にとって両建ては非常におすすめな取引手法です。

別々のトレード計画を同時進行できる

両建てというと、同じタイミングで同じ取引量の売買ポジションを持つと思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は両建てにはいろいろなパターンがあるのです。

例えば1つの通貨ペアで、長期的にはロングポジションを保有し、その中の短期的な逆行でショートポジションを持った場合も、結果的に両建てとなります。

XMでは同一口座内であれば両建てを認めているため、スイングトレードとデイトレードなど、ひと言で両建てといってもポジションの保有時間が異なるトレード計画を立てることが可能になります。

利を伸ばす時に選択肢が増える

すでにポジションを持っていてレートが思惑通りの方向に進んでいる場合、もうトレンドが終了するのか、それともまだ継続するのか判断に迷う場合があります。

例えば、両建てで利益を固定したのち「トレンドが終了するならすべてのポジションを決済」「トレンドが継続するなら両建てのためにした反対注文のポジションのみを決済して、その後のトレンドについて行く」ことができます。

このように両建てするだけで、次への選択肢を広げることができるのです。

XMポイント（XMP）が貯まる

XMで両建てする最大のメリットはXMP（XMポイント）を稼ぐことができる点でしょう。XMでは取引ボーナスとして取引すればするほどXMPが貯まるので、ポジションを多く持つ傾向のある両建ての相性はバッチリです。

以上がXMで両建てする主なメリットです。

両建ては売買ポジションを保有するだけなので初心者もとっかかりやすい手法ではありますが、使い方を誤ると両方のポジションが損切りに終わる可能性も十分にあります。

XMで両建てをするデメリット・リスク

さきほど、両建ての使い方を誤ると両方のポジションが損切りに終わる可能性もあるとお伝えしました。

実際どのように両建ての使い方を誤ると失敗してしまうのか考えてみましょう。

スプレッドやスワップポイントによるロスカットリスクがある

これはXMだけではありませんが、両建てはスプレッドやスワップポイントの広がりによって損失がどんどん膨らみ、結果的に強制ロスカットされてしまう可能性があります。

とくにマイナー通貨を取引するとなると、1ロット取引するだけで1日-1000pipsのスワップポイントが発生することも珍しくありません。両建てするのであれば必ずスプレッドとスワップポイントにはご留意ください。

ちなみにXMでスワップポイントが加算される時間帯は以下の通りです▼

XMのスワップポイントに関する情報はXMスワップポイント詳細の記事をご覧ください。

XMで両建てにおすすめの口座タイプ

ではこれから実際にXMで両建てをする場合、どの口座タイプがおすすめなのでしょうか。

XMには「マイクロ口座」「スタンダード口座」「KIWAMI極口座(極み口座)」「ゼロ口座」の4種類があり、口座によってスプレッドやスワップポイントの有無も異なります。トータル的にどの口座タイプが両建てに向いているのか考察してみました。

XMで両建てするならKIWAMI極口座(極み口座)がおすすめ

口座タイプ	マイクロ口座	スタンダード口座	KIWAMI極口座	ゼロ口座
スプレッド	広め	広め	狭い	狭い
スワップポイント	あり	あり	一部 なし	あり

XMのKIWAMI極口座であればスワップフリーでスプレッドも狭いため、両建てにおすすめです。

スワップフリーであれば、日々加算されるマイナススワップ分を気にする必要もないので両建て中に戦略を立てやすくなります。

XMの両建て必勝法3パターンを検証

まずXMの両建てで必勝法と言われているのは以下3つの手法です。

XMの両建て必勝法3パターン

1. スワップ狙いのサヤ取り両建て
2. 雇用統計時のハイレバレッジ取引
3. 利益伸ばし両建て

はたしてこれらの手法は本当に有効なのか調査してみました。

必勝法1. XMでスワップポイントサヤ取り狙いの両建ては微妙

両建てで思い浮かぶのは、スワップポイント狙いで両建てを維持する手法です。両建てで勝ちやすいといわれているスワップポイントサヤ取りはXMでは必勝法と言えるのでしょうか。

結論から申し上げると、XMでは有効な手段ではありません。なぜかというと、売りと買いの両方でスワップ利益のでる通貨がないからです。

スワップポイントサヤ取り両建てのやり方

XMでは売り買いどちらもマイナススワップなんてことも多いので、スワップポイント狙いの両建てはあまり期待できません。スワップを狙うのであれば、両建て以外の手法のほうが良さそうです。

必勝法2. 雇用統計時のハイレバレッジ両建ては運次第

雇用統計時にハイレバレッジで両建てする手法も必勝法と言われていますが、こちらは運の要素も大きいため必勝というには微妙です。

雇用統計時のハイレバ両建てのやり方

雇用統計の発表前に両建てポジションを持ったらあらかじめ逆指値で損切注文をいれておくだけです。雇用統計時は、価格の変動がかなり大きいため売り買いどちらか片方は損切注文で損切されれば、もう片方の利益が損切幅より伸びれば利益を獲得できます。

一見必勝法にも思えますがこの手法は、スプレッドが大きく開く時にエントリーをするので、設定している損切幅より少なければ狙ったところで損切されない可能性があるので、この手法を使うときは証拠金維持率に注意しましょう。

また損切幅を10pipsに設定していた場合、最初に20pips上昇してから100pips下落する可能性も十分に考えられます。こう考えると確率がとても高いとは言い切れないので必勝法ではないでしょう。

必勝法3. 利益伸ばし両建てが1番現実的でおすすめ

最後に利益を伸ばして両建てする手法をご紹介します。結論から申し上げると1番現実的な両建て必勝法ではないでしょうか。

利益伸ばし両建てのやり方

もし売りエントリーを入れた後にすぐ上昇すれば売りポジションを決済すれば再び買いポジションで利益が伸びるだけなのでリスクが非常に少ない手法といえます。

XMの必勝法といわれている両建て手法の真実がわかったところで次は「してはいけないXMの両建て」について見ていきましょう。

XMの両建てで禁止されているパターン4選

XMでは、同一口座内、同一通貨ペアでの両建てを認めています。

しかしながら、してはいけない両建てもあり、使い方を誤ると口座凍結などの罰則を受ける場合も。

XMで禁止されてる両建てのパターンは以下の通りです。

XMで禁止されている両建て4選

ひとつひとつ見ていきましょう。

XMで禁止の両建て1. XM内の別の口座間での両建て

XMでは同一口座内での両建ては認められていますが、XM内に別の口座がある場合でもその口座間の両建ては認められていません。（XMでは1つの口座から、最大8つの口座まで簡単に増やすことができます。）

その理由は、XMが提供している「マイナス残高リセット」というシステムにあります。

マイナス残高リセットは、万一の暴騰や暴落で口座残高を割り込む損失が発生しても、ユーザーにはマイナス分は請求されないというシステムです。この「マイナス残高リセット」と、「別口座間での両建て」を組み合わせると、とても「ずるい」トレードができてしまいます。

例えば2つの口座に少額を入金し、それぞれで売りと買いのポジションを持ちます。もしレートが大きく動いたら、一方は大きく利益がでますが、もう一方は残高分の損失で済みます。

損失がでた方の口座のマイナス分はXMが負うことになるため、別口座間での両建ては禁止されているのです。

XMで禁止の両建て2. XMの口座と異業者の口座間での両建て

XM内の別口座間での両建てだけではなく、 XMと他業者の口座を使った両建ても禁止されています。自動売買システムなどを利用している場合は、システムを使っている口座間での両建てや、システムトレードと裁量トレードの口座間での両建てを、本人が知らないうちに行ってしまう可能性があるので、気をつけて利用したいところです。

「そんなことをしてもバレないんじゃないの？」

と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論から申し上げるとバレる可能は十分にあります。というのもXMは他業者と同じブリッジで管理されていることが多いため、過去の注文履歴からシステムで特定されることがあるからです。

また家族間で同じパソコンを使用して別口座で両建てしていてもIPアドレスでバレる可能性があります。

XMのサーバーとほかのFX業者のサーバーが実は同じで、そこから割り出される可能性もありますので、少しでも不安を感じるようでしたら最初から違反行為はしないのが得策でしょう。

XMで禁止の両建て3. 複数人による別口座間での両建て

善良な個人トレーダーであれば気にする必要はありませんが、数人が組織的に別口座間で両建てを行うことは禁止されています。こちらもFX業者からサーバーを経由してばれる可能性があるのでご注意ください。

XMで禁止の両建て4. 1つの通貨をヘッジするための両建て

同一口座内では可能な両建てでも、別口座間では認められませんと先ほどお伝えしましたが、同一通貨ペアに限らず、片方の通貨を別口座で両建てしても規約違反に当てはまる場合があります。

例えば、ユーロドルのロングポジションと、ユーロ円のショートポジションを別の口座間で持つことや、ユーロドルのロングポジションと、ドル円のロングポジションを別の口座間で持つことなども、場合によっては規約違反になる可能性があるのです。

これは両建てだけにとどまりませんが、XMの規約違反になる可能性があるため、ここに補足しておきます。

レートが急激に大きく動く可能性がある時に、「マイナス残高リセット」と「ハイレバレッジ」を利用したギャンブル的なトレードは、残高以上の損失が出た場合はXMがマイナス分を負担します。そのため、 繰り返しているとペナルティをかせられる恐れがあるのです。

そもそも、良心的なシステムを本来の意義ではなく使うのは、トレーダーの姿勢として好ましくありません。

XMでばれずに両建てする方法はあるのか

XMの両建ては、同一口座内である場合に認められていますので、普通の両建てであれば何も問題はありません。

しかし、禁止されているパターンでの両建てをしてしまった場合は、XM側にとって不利益をこうむる可能性が高いため禁止されています。隠れて両建てをこっそりすることはできませんし、行った場合はほぼ確実に見つかります。その場合はペナルティを覚悟しないといけません。

XMで規約違反の両建てがバレたらどうなるのか

もしもXMが禁止している両建てが見つかった場合には、口座の凍結やレバレッジの引き下げなど、重いペナルティをかせられます。

たとえルールを知らなくて、悪意を持たずに行ったとしても、口座の凍結などの処置を受けた場合は、大切な資金をリスクにさらす事になりかねません。

XMの両建てのやり方・解除・決済方法

最後にXMの両建てを解除する方法をご紹介します。

PCの両建ての解除方法の手順

まずはPCでのMT4・MT5の両建て解除手順を解説します。

PCでのMT4・MT5の両建て解除手順は以上になります。

スマートフォン・アプリの両建て解除手順

続いてスマートフォン・アプリでのMT4・MT5の両建て解除手順を解説します。

スマートフォン・アプリでのMT4・MT5の両建て解除手順は以上になります。

XMの両建てに関するよくある質問とその回答

XMの両建てに関するよくある質問とその回答をまとめました。

XMの両建てに関するまとめ

以上でお伝えしたように、XMでは同一口座内での同一通貨ペアの両建は可能です。

上手に使うと、証拠金が0になり、資金の運用方法に幅ができたり、保有時間の異なるトレードの組み合わせができたりと、有効な利用方法を考えることができます。

しかしながら、XM内であれ他業者であれ、基本的に他口座間での両建ては認められていません。

そして、 両建てを含め「マイナス残高リセット」のシステムを悪用したトレードが見つかった場合は、最悪の場合は口座を凍結されてしまう恐れがあるため注意しましょう。

これを機にXMで両建ての必勝法を見つけ出してみてはいかがでしょうか。